【2024年版】ドクターズコスメとは? 専門家監修のおすすめアイテム【ブランド別】


※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

皮膚科の先生や専門家が開発、監修に携わっている「ドクターズコスメ」。「ドクターケイ」や「アンプルール」、「ドクターシーラボ」などの人気ブランド別おすすめにアイテムをお届けします!

ドクターズコスメとは

ドクターズコスメとは、一般的に皮膚科医や専門家が開発した化粧品の総称です。

正確な定義や商品登録はありません。

基本的には医師による診察を受けた上で使用が認められます。

専門家が開発・監修しており、診察で肌の状態を診たうえで使用が認められる点から、一般的な化粧品と比較して効果の高さが期待できるのです。

ただし、ドクターズコスメは、あくまでも「化粧品」のため、医薬品や医薬部外品と同様の効果を謳えるものではないことも頭に入れておきましょう。

一般的に皮膚科医や専門家が開発・監修した化粧品の総称

一般的に皮膚科医や専門家が開発・監修した化粧品をドクターズコスメと呼びます。

あくまでも「化粧品」で、医師しか扱えない成分が配合されているというわけではありません。

製品によって医師の監修の範囲はさまざまです。中には、販売促進目的で医師が名を貸しているだけのケースもあるので注意が必要です。

一方で、「ENVIRON(エンビロン)」など、約25年ほどの歳月をかけて医師本人が研究と改良を繰り返している製品もあります。

医師が成分まで監修した製品を使用したいという方は、製品を詳しく調べたうえでドクターズコスメを選ぶようにしましょう。

「医療機関専売品」の場合は診察を受けた上で使用が認められる

ドクターズコスメの中でも特に「医療機関専売品」と決められている商品があります。

医療機関専売品であるドクターズコスメは多く、皮膚科やクリニックで診察を受けて使用を認めてもらう必要があります。

購入方法としては、使用を希望するメーカーのHPなどで取り扱いのあるクリニックを探すか、もしくは診察を受けやすいクリニックでドクターズコスメの取り扱いがあるか確認してみましょう。

医師の診察にて自身の肌状態を診てもらい、使用可能であれば購入ができます。

特定の肌悩みの解消に特化して開発されたものが多い

ドクターズコスメは特定の肌悩みの解消を目指して開発されているものが多いです。

敏感肌向けや、シミ・シワ改善、美白ケアなど、さまざまな肌悩みに向けた製品があります。

特定の肌悩みがある人や、これまでのスキンケアに満足できていない人は、ドクターズコスメを使うことで状態の改善が期待できるでしょう。製品によっては、自分の肌との相性が良いものがあるはずです。

ドクターズコスメとほかの化粧品の違い

ドクターズコスメは、他の化粧品とはどんな違いがあるのでしょうか?

ここでは、市販で買える基礎化粧品やメディカルコスメとの違いについて解説していきます。

市販の基礎化粧品との違いは医師または医療機関などの監修の有無

ドクターズコスメと市販の化粧品の違いは、皮膚科医や皮膚の専門家などが監修しているかどうかです。

どちらも医薬部外品のように有効成分は配合されていないため、薬機法上ではどちらも同じ化粧品に分類されます。

使用できる成分内容の規定に差はありません。

また、化粧品は、法律により配合できる成分や濃度が決められていますが、自分の肌に合わないものを使用しているとかえって肌に刺激を与えてしまう場合があります。

ドクターズコスメは、医師が患者ひとり一人の肌の状態に合った製品の使用可否を判断してくれます。その上で、経過を観察しながらケアを続けられるので、安心感があり続けやすいのがメリットです。

メディカルコスメとの違いは表記の仕方のみ

ドクターズコスメとメディカルコスメの違いは表記の仕方です。

メディカルコスメとは、専門の医療機関で診察を受け、医師による指示のもと使用する化粧品を指します。

皮膚科医や専門家の監修のもと開発された化粧品であることは同じですが、メディカルコスメは特に「医療機関専売品」であることを強調したい場合に表記される傾向にあります。

また、メディカルコスメは「機能性化粧品」と表記される場合もあります。

 
医療用医薬品との違いは?

ドクターズコスメと医療用医薬品は使用の目的が異なります。ドクターズコスメは「ケア目的」で、医療用医薬品は「治療目的」で使用されます。そのため、皮膚疾患とみなされる症状を治したい方は、医療用医薬品の使用が向いています。

ドクターズコスメのメリット

ドクターズコスメを使用するメリットは、安全性や効果の高さを期待できる点です。

ここでは、ドクターズコスメのメリットについて詳しく解説していきます。

医師や専門家が監修しているため安全性に期待できる

ドクターズコスメの中でも、医師や専門家が直接開発・監修に関わっているものは、安全性が高いと考えられています。

ドクターズコスメの開発には、長年皮膚治療に携わってきた専門医が関わっていることが多いです。
その知識や経験から得られた医学的エビデンスに基づいて製品設計がなされています。

肌の特性を熟知した専門家がだからこそ、肌悩みの解決に必要な成分を配合できるのです。
そのため、ドクターズコスメは安全性と信頼性が高いと言えるでしょう。

肌悩みに合った効果が期待できる

ドクターズコスメの開発では皮膚科医が臨床データに基づいて効果的な成分を選択しています。
そのため、特定の肌悩みの改善に適した製品が数多く存在しています。

例えば美白効果やシミ・シワ改善、施術効果を高める、敏感肌用の肌トラブル改善など、目的に応じた機能が備わっています。
自分の肌状態に合わせて製品選びができるので、効果を実感しやすいのが魅力です。

また、ドクターズコスメは、使用前に専門医の診断を受けられるのが大きな特徴です。
肌質や症状にマッチした製品が提案されるので、最適なケアが受けられるメリットがあります。

クリニックによってはパッチテストを行う場合もあり、肌が弱い方にも使用しやすいでしょう。

ドクターズコスメのデメリット

ドクターズコスメには、価格や入手場所、使用時の副作用などのデメリットもあります。

医師や専門家が監修に関わる製品のため、手軽に手に入るものではないということも理解しましょう。

次からは、ドクターズコスメのデメリットを3つ説明します。

市販品よりも価格が高い傾向にある

ドクターズコスメのデメリットの一つとして、価格が高い傾向にあるということが挙げられます。

医師や専門家が携わるため、開発には多くの費用や時間がかかります。そのため、ドラッグストアで購入できる市販品よりも高価な値段設定になりやすいのです。

製品によって価格帯はさまざまで、1,000円程度のものから20,000円ほどするものまであります。

ドラックストアなどで購入できない

ドクターズコスメはドラックストアなどで手軽に購入できない点もデメリットの一つです。

成分が高濃度で配合されている製品があるため、安全性を担保するために購入には皮膚科での診察が必要となります。

手持ちの化粧品を切らしてしまい、すぐに買いたいという場合には不便に感じることでしょう。

また、皮膚科医によってドクターズコスメが合わない肌状態であると判断される場合は、購入ができない場合もあります。

そのため、化粧品の種類をたくさん試してみたいという方には向いていないかもしれません。

成分が高濃度に配合されている製品は肌に反応が出る可能性がある

ドクターズコスメは市販の化粧品よりも成分が高濃度なものがあることから、肌に強い影響を及ぼすことがあります。
肌に反応が出る可能性があるため、使用には慎重さが求められます。

また、製品によっては、ターンオーバーを促すために、もともと皮むけが起きやすいものもあります。

ドクターズコスメを安全に使いたいという方は、必ず専門医に相談してから購入し、指示通りの使用を心がけてくださいね。
個々の肌質に適したケアが重要なため、医師のアドバイスに従うことが肌トラブルを回避する鍵となります。

肌が弱い方はドクターズコスメを使用する前にパッチテストを行いましょう。使い始めは少ない使用量にするなど、医師へ経過を相談したうえで使用してくださいね。

ドクターズコスメの選び方

ドクターズコスメは、「監修医の信頼性」「機能や肌への作用」といった2つのポイントを押さえて選びましょう。

ドクターズコスメといっても多くの種類があり、自分に合うものを見つけるのは難しく感じる方もいますよね。

監修医の信頼性で選ぶ

ドクターズコスメを選ぶ際のポイントの一つ目は監修医です。

皮膚科医や専門家が開発や監修を行っているのがドクターズコスメの大きな特徴です。

きちんとドクターズコスメを選びたいのであれば、まず医師の名前や医療機関名の表記があるかを確認しましょう。

そして実績のある医師が監修しているかを見てみましょう。

また、監修だけだと製品チェックのみやPRのために名前を貸しているケースがあるため、どこまで医師が関わっているかどうかまでチェックするのがいいでしょう。

ネット検索などでドクターズコスメを一つ一つ探していくほうが良いかもしれません。

ドクターズコスメは、基本的に皮膚科医の診察のもと使用が認められますが、中には市販で購入できてしまうものもあります。

販売が認められている製品の場合は問題ありません、海外輸入やネット上の転売での購入は避けましょう。

医療機関専売品がネットで売られているケースは、偽物である可能性も考えられます。

機能や肌への作用で選ぶ

ドクターズコスメは機能や肌への作用をしっかりと確認したうえで選びましょう。

特定の肌悩みに特化して開発されているものが多く、肌への作用がそれぞれ異なります。

そのため、自身の肌悩みの解消が期待できるものを選ぶことが最適です。

主に、「シワ・たるみケア」「シミ・美白ケア」「保湿」といった製品などがあります。

ドクターズコスメでよく聞くレチノールとは?

ドクターズコスメで、「レチノール」を配合した製品を目にする機会が多いのではないでしょうか。レチノールは一般的な化粧品にも使用されています。しかし、レチノール配合と表示していたとしても高濃度での配合は難しいため、ドクターズコスメよりもアイテム数が少ない傾向にあります。

レチノール配合の化粧品を使って自身が望む効果を期待するなら、レチノールを高濃度に配合したドクターズコスメを選ぶと良いでしょう。以下ではレチノールとはどのような成分なのか、詳しくお伝えしていきます。

レチノールはビタミンAに分類

レチノールはビタミンAに分類される成分です。ヒトの体内では生成できず、食事などで体内に取り込まなくてはなりません。ビタミンAを摂取することで抵抗力がつく、皮膚や粘膜を健やかな状態にする、抗酸化の働きなどが期待できます。

ドクターズコスメなど化粧品に配合する際、ビタミンAは活性型に変化。レチノールと呼ぶのが一般的です。化粧品にレチノールを配合する目的は、肌の細胞の働きを促しサイクルを整え、健やかな状態に保つため。肌のサイクルが乱れてしまうと、肌トラブルが起きる原因になります。美容成分としてドクターズコスメにレチノールを配合すると、健やかな肌づくりに役立つといえるでしょう。

レチノールが肌にもたらす働き

ドクターズコスメに含まれるレチノールは、ビタミンAが体にもたらす働きと同様に肌にもさまざまな働きをもたらします。具体的に肌にどのような効果が期待できるのか、解説しましょう。

肌を滑らかに整える

肌は一定のサイクルで皮膚が生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。しかし、加齢や生活習慣、乾燥や紫外線などが原因となりターンオーバーが乱れてしまうと、肌トラブルが起きることも。その状態でドクターズコスメを使用してレチノールを肌に取り入れると、角質層のすみずみまで浸透し、肌を滑らかにする働きが期待できます。

明るい肌印象を目指せる

日常生活の中で紫外線を浴びる機会が多いと、肌にはメラニン色素が蓄積し、シミなど色素沈着の原因となります。さらに肌の生まれ変わりが妨げられると、色素沈着のもととなるメラニン色素が残ってしまうため、印象が暗くなりがちです。
そこで、レチノールを配合したドクターズコスメを使用すると、肌を滑らかにする働きが期待できます。暗く見えてしまう肌印象も少しずつ健やかに整えていくでしょう。

肌にハリをもたらす

年齢を重ねた肌はコラーゲンが減少し、ハリや弾力が失われてしまいます。レチノールが配合されたドクターズコスメは、このような年齢に応じたエイジングケアの悩みに役立つでしょう。成分が角質層のすみずみまで浸透し、肌の柔軟性を保ちながらハリや弾力をもたらします。

皮膚の水分と油分のバランスを補う

皮膚は水分や油分が不足すると、皮膚を乾燥させないために皮脂の分泌量が過剰になる場合があります。皮脂が過剰に分泌されると、肌のテカリや乾燥、ニキビといった肌トラブルにつながる可能性も。レチノールを導入することで、皮膚の水分と油分のバランスを正常に保つことに役立ちます。肌がうるおうと、乾燥が原因で生じる毛穴の悩みも軽くなるでしょう。

保湿力の向上

レチノールは成分が角質層のすみずみまで浸透し、肌の水分を保つ力を高めていくと考えられています。レチノール配合のドクターズコスメを用いることで、年齢を重ねて失われがちな肌に水分を補い、柔軟性のある肌に導いてくれるのです。

レチノール配合のドクターズコスメ使用時に起こり得る反応

肌にうるおいを与え健やかに保つ効果が期待できるレチノールですが、ビタミンAを配合した化粧品にはうれしい効果のほか、使用時に起こり得る肌の反応も想定されています。
レチノール配合のドクターズコスメを使用する際に想定される副反応は「レチノール反応」です。「レチノイド反応」「ビタミンA反応」とも呼ばれます。この反応は、肌に急激にビタミンAが加わったことでバリア機能が一時的に低下したことが原因で起こると考えられています。
ビタミンA(レチノール)を配合した化粧品を使用する際に起こり得る副反応について、以下で詳しく見ていきましょう。

かゆみ・赤み・皮むけの発生

レチノール反応の主な症状としては、肌の乾燥やかゆみが挙げられます。これらの症状が進行すると、赤みや皮むけが起こることも。ただし、これらの症状は想定される反応であるため、極度に心配する必要はありません。
また、レチノール配合のドクターズコスメを使用したおといって、すべての方に赤みや皮むけなどの反応が表れるわけではなく、軽い乾燥を感じるだけの方もいます。

レチノール反応が起きる期間

レチノール反応は、レチノール配合のドクターズコスメを初めてスキンケアに導入する方、敏感肌の方にとくに起こりやすい反応です。肌の状態や使用するドクターズコスメによって異なりますが、2~3日程度で反応が出るケースが多く見られます。
レチノールによる反応は次第におさまります。早い方で数日、通常は1~3週間ほどで鎮静へ向かい、長くかかる方でも6週間ほどで自然とおさまるでしょう。

レチノール配合のドクターズコスメを用いるときの注意点

レチノール配合のドクターズコスメの使用には、想定される副反応があります。そのほか、ドクターズコスメにレチノールが含まれている場合に注意したいポイントを挙げていきましょう。

肌の保湿を徹底する

レチノールを肌に導入すると、うるおいや柔軟性に満ちた肌に導くとされています。一方で、肌の生まれ変わりが盛んになることから、乾燥しやすい状態でもあります。
ドクターズコスメにレチノールが配合されている場合、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分を含んだクリームを併用し、しっかりと保湿することが大切です。

紫外線対策を徹底する

レチノール配合の化粧品を使用すると、肌のバリア機能が一時的に低下します。紫外線によるダメージを受けやすい状態になります。とくに、レチノール反応が起きているときの肌は敏感です。日焼け止めの塗布や日傘、帽子の活用など、紫外線への対策を念入りに行いましょう
また、紫外線からの影響を考慮し、夜のみの使用を推奨するレチノール配合化粧品もあります。

長期間続けて使用する

レチノール配合のドクターズコスメを使用しても、期待する効果が即座に表れるわけではありません。肌に起こる変化を感じるようになるには数週間かかります。
副反応が起こり、使用を継続するか悩む方もいるかもしれません。しかし個人の判断で使用をやめないようにしましょう。

ただし、使用中の肌状態に不安がある場合は、クリニックや皮膚科などの医療機関への相談がおすすめです。

ほかの美容成分との併用に注意する

ドクターズコスメにレチノールが含まれている場合、ほかの化粧品との相性にも注意が必要です。より高い美容効果を期待する方の中には、ビタミンCやハイドロキノン配合の化粧品を使用する方もいます。
しかし、使い方によってはレチノールの効果が弱まってしまう可能性や、肌に炎症が起きてしまうリスクがあります。どの成分も、とくに高濃度で配合されているものは医師の指導のもとで使用するようにしましょう。

ドクターズコスメでよく聞くハイドロキノンとは?

ハイドロキノンは、もともと天然にも存在する成分で、イチゴやコーヒー、紅茶、麦芽などにも含まれているものです。還元作用という働きを持つため写真の現像にも使われており、現像に携わっていた人の肌が白くなったことがきっかけで、美白作用が発見されたと言われています。
ハイドロキノンの美白効果は世界中で注目されていて、米国などでは20年以上前から美白剤として使用されています。日本で認可されたのは2002年で、皮膚科などの医療機関で美容治療に使用されている他、薬局やインターネットなどで購入できる市販の化粧品にも配合されるようになりました。ただし、ひと言でハイドロキノンと言っても、配合濃度によって得られる効果には大きな差があります。ハイドロキノンの効果を安全に得るためには、その作用や効果を正しく理解しておくことが必要です。
では、ハイドロキノンのどのような働きによって、美白効果が得られるのでしょうか。

ハイドロキノンの働き

シミの原因となるメラニン色素は、肌が紫外線を浴びた際にそのダメージから肌を守るために作り出されます。メラニン色素は、「メラノサイト」と呼ばれる細胞によって日々生成されていますが、通常はターンオーバー(肌の新陳代謝)によって排出されています。ところが、紫外線を浴びすぎたり、ターンオーバーのサイクルが乱れたりすると、過剰に蓄積されてシミの原因となってしまうのです。
このような仕組みで作られるシミですが、ハイドロキノンにはメラノサイトの働きを抑制し、メラニン色素の生成を阻害する効果が認められています。さらに、メラニン色素の生成に関わる「チロシナーゼ」という酵素の働きを抑制する作用があります。このような働きから、ハイドロキノンにはシミを予防したり、目立ちにくくする効果が期待されているのです。また、同様の働きによって、シミだけでなくニキビによる赤みや色素沈着を改善する効果も期待できます。

ハイドロキノンで改善を期待できるシミの種類

シミにはいくつもの種類がありますが、具体的に次のようなシミに対して、メラニン色素の生成を阻害するハイドロキノンが効果を発揮します。

〇「老人性色素斑」または「日光性色素斑」

紫外線が原因で特に30代頃から発症します。薄茶色〜茶色で、境界がはっきりしている点が特徴です。形状は円形や楕円形に近く、大きさは数mm〜数cmで、一つだけできることもありますが、一般的には複数のシミが発生します。

〇肝斑

妊娠中や更年期の女性に発生しやすいシミです。主に頬骨のあたりに左右対称のシミができるもので、原因には女性ホルモンの乱れも深く関わっていると考えられています。

〇炎症後色素沈着

傷ややけど、虫刺されの後などにできやすい「炎症後色素沈着」もハイドロキノンによって改善が期待できます。ニキビが悪化した時にできやすい色素沈着も、炎症後色素沈着に含まれます。

一方で、シミと思っていたものが、実は痣(あざ)の一種であったり、「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」と呼ばれる加齢によるいぼであったりすることも少なくありません。そのような場合はハイドロキノンではなく、液体窒素やレーザーを使った治療が適しています。また、そばかすも遺伝的な要因が大きいため、ハイドロキノンで十分な改善効果を期待することは難しいでしょう。

ハイドロキノンの正しい使い方と注意点

市販のハイドロキノンを購入し、セルフケアに取り入れる場合は、1日1回、夜の洗顔後に使用することが基本です。洗顔後、化粧水、乳液などで保湿を行なってからハイドロキノンを塗布しましょう。製品の使用方法によりますが、気になるシミをケアしたい場合は色素の部分のみピンポイントに塗布し、肌全体のトーンをあげたい場合は、全体に薄く塗布してから、乳液やクリームなど、普段のスキンケアを行います。伸びの悪い場合は、伸びやすいクリーム等と混ぜて使用します。
また、ハイドロキノンを使用する際は、以下の点に気をつけましょう。

〇紫外線対策を徹底する

ハイドロキノンを塗布した部分は、無防備に紫外線を浴びると、逆にシミが濃くなったり色素沈着を起こしたりする可能性があるため、朝の使用はおすすめできません。また、夜に使用する場合も、紫外線対策を徹底しましょう。

〇必要のない部分へは使用しない

気になる症状がない部分に長期間使用していると、紫外線を浴びて肌の色が部分的に白く抜ける、「白斑(はくはん)」が生じることがあります。必要のない部分に塗布しないようにしましょう。

〇副作用が出たら使用をやめる

ハイドロキノンを使用後、人によっては、肌が赤くなったり、かぶれる、といった副作用が出ることもあります。そのような症状が見られた場合は使用を中止しましょう。

〇効果が出ない場合には他の治療を検討する

ハイドロキノンの効果を実感するためには、数週間〜数ヶ月間は使用を継続する必要があります。ただし、長期間使用し続けると、白斑が生じるリスクも高まると考えられています。3ヶ月以上ハイドロキノンを使用しても変化がみられない際は、他の治療などを検討する方がよいでしょう。

ハイドロキノンの効果を高めるには

ハイドロキノンは高い美白効果を期待できるものですが、使用方法を誤ると、肌の悩みが悪化してしまう可能性もあります。またハイドロキノンの配合濃度は製品によって異なるため、市販のものでは期待している効果が得られないこともあります。ハイドロキノンの配合濃度は1〜10%程度のものが多くみられますが、濃度が高ければよいというものではなく、副作用のリスクも考えた上で肌に合うものを選ぶことが大切です。
より高い効果を安全に得たいと考える場合は、皮膚科を受診し、診察を受けた上で、医療機関で購入できるハイドロキノンを使用するとよいでしょう。
また、ハイドロキノンは単独でも効果を得られますが、浸透性があまり高くないので、レチノイン酸を併用すると美白効果をより期待できます。その他、ピーリング治療などの施術も並行して受けると、より浸透しやすくなり、ハイドロキノンの効果も高まるでしょう。

ドクターズコスメでよく聞くビタミンCの効果とは?

ビタミンCに期待できる美肌効果は、大きく6つあります。
  • すでにできているシミの「メラニン色素」を還元し、薄くする
  • 新しいシミを予防する
  • コラーゲン生成促進
  • ターンオーバー促進
  • 老化の原因となる肌の酸化を予防
  • 過剰な皮脂の分泌を抑える・ニキビ予防
ビタミンCは、そのまま塗っても皮膚の角質層まで浸透するものではありません。

空気に触れるだけで酸化しやすく、ビタミンC本来のパワーを発揮する前に壊れてしまったりと、効果を最大限に活用することが難しい成分でもあります。

肌に塗布して使用する場合には、どれだけビタミンCを皮膚の内部に届けて活性化させられるかという部分がポイントになるのです。

より効果的に使用する場合は、通常のビタミンCではなく、「ビタミンC誘導体」が配合されているものがおすすめです。

ビタミンC誘導体とは?

ビタミンC誘導体は、ビタミンCに別の分子を組み合わせることで、安定性を高めて酸化しにくくした成分です。

肌に塗った瞬間から効果を発揮するビタミンC(ピュアビタミンC)とは異なり、ビタミンC誘導体は肌に吸収された後、肌内部の酵素と反応することで初めてビタミンCの効果を発揮します。

ビタミンCの弱点を改良し、浸透性や持続性を飛躍的に高め、効率よくメラニン色素にアプローチできるビタミンC誘導体は、多くのスキンケアに使用されています。

ビタミンC誘導体の種類や効果の違い

ビタミンC誘導体には、大きくわけて水溶性、脂溶性、新型の3つの種類があります。

水溶性ビタミンC

水に溶けやすく即効性に優れていて、皮脂分泌やメラニン抑制効果が高く、ニキビやニキビ跡の予防・改善や美白作用が期待できます。

ビタミンCと比べて約8倍の浸透力があり、効果の持続時間はおよそ12時間程度。
高濃度の水溶性ビタミンCは肌刺激を感じやすく、紫外線の影響を受けやすくなるものもあります。

主に肌の表皮層で起こる薄いシミやニキビ、ベタつきが気になる人向き。
水溶性はその名のとおり水に溶けやすいので、化粧水へ配合されることが多いです。

【成分表記名】
リン酸アスコピルマグネシウム (APM)
リン酸アスコピル酸3Na など

脂溶性ビタミンC

油に溶けやすい特徴をもち、効果の持続性が高い成分です。
高濃度でも刺激を感じにくく、敏感肌の人でも使いやすいでしょう。

水溶性よりも即効性は劣りますが、効果の持続時間が約24時間と長く、真皮層まで有効成分が届きやすいといわれています。

肌の乾燥や赤ら顔、たるみ毛穴やハリツヤ対策をしたい人におすすめです。
脂溶性は油に溶けやすいので、クリームやジェルに配合されます。

【成分表記名】
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP) (イソパルミチン酸アスコルビル) など

新型(両親媒性)ビタミンC誘導体

水と油の両方に溶けやすく、水溶性と脂溶性の良いところを併せ持つ、もっとも新しいビタミンC誘導体です。

安定性の高いビタミンC誘導体よりもさらに機能性の高いビタミンCを目指して作られています。

浸透力はビタミンCのおよそ100倍と非常に優れており、刺激も感じにくいため、どんな肌質の人でも使いやすいでしょう。

表皮・真皮の両方へアプローチができるといわれています。

化粧水や美容液など、さらさらとしたテクスチャーの製品へ配合されることが多いです。

【成分表記名】
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(アプレシエ) (APPS)

ビタミンCは内服薬やイオン導入・点滴も併用すると効果的

ビタミンCパワーでさらなる美肌を目指す人は、美容液に加えてクリニックでビタミンCの内服薬を処方してもらったり、ビタミン点滴を受けたりするのもよいでしょう。

継続することで、普段自分の手が届きにくい部分まで、しっかり美白ケアが可能になります。

また、肌の明るさなど、より即効性を感じたい方はビタミンCイオン導入もおすすめです。

イオン化されやすいビタミンは、イオン導入と相性抜群。
化粧品では有効成分が届かない肌深層までビタミンCを導入することで、保湿感とキメが整った美肌が叶います。

肌悩みや予算に合わせて、最適なビタミンC美容をお試しください。

ドクターズコスメブランドおすすめ5選

1.「ドクターケイ」/薬用Cクリアホワイトローション[医薬部外品]

出典:ドクターケイ公式サイト


価格 容量
¥5,940 120ml
まるで肌から飲むビタミンサプリのような美白化粧水。美白、毛穴ケア、肌荒れ・ニキビ予防、高保湿を叶え、毛穴の目立たない透明美肌へ。ビタミンC、グルタチオン、ナイアシンアミドのトリプル高配合ながら、驚きの浸透力。メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白有効成分「ビタミンC誘導体」を高濃度に配合しました。ビタミンCは美白効果だけでなく、ミトコンドリアを活性化し活性酸素を消去することで、毛穴やニキビ跡などの肌悩みにも効果を発揮します。さらにビタミンCと相乗効果を発揮する美肌パワー成分「グルタチオン」「ナイアシンアミド」、10種のビタミンを配合。ビタミンケアに加え、Wヒアルロン酸とWコラーゲンが、しぼんだ肌をうるおいで満たし、ハリを与えます。べたつかないさらさらのテクスチャーでありながら、うるおいのヴェールで包まれたようなしっとりとした使い心地。鉱物油・合成着色料・合成香料・パラベン・アルコールフリー。1日の疲れをふわっと癒すような天然精油ハーバルローズの香り。


2.「エンビロン」/モイスチャー ACE オイル


出典:エンビロン公式サイト
価格 容量
¥9,790 100ml
ビタミンA(レチノール誘導体)・C・E配合で、肌にハリ、ツヤ、うるおいを与えて、すこやかで美しい肌に導く、さらっと軽いテクスチャーの多機能美容オイル。ビタミンA(レチノール誘導体)・C・E*配合で、肌にハリ、ツヤ、うるおいを与えて、すこやかで美しい肌に導く、さらっと軽いテクスチャーの多機能美容オイル。腕や足、デコルテや手などのボディのエイジングケア*1に。また、高濃度ビタミンA配合により、皮脂トラブルに悩む方のコンディションも整えます。美容オイルとして顔にも使用できます。*整肌成分 *1年齢に応じたお手入れのこと


3.「ノブ」/L&W エンリッチローション EX[医薬部外品]


出典:ノブ公式サイト
価格 容量 発売日
¥5,280 120ml 2016-12-09
大人の敏感肌に。11種の潤いハリ成分を配合。とろみのある化粧水が肌表面に潤いのヴェールを作り、角層までググッと。敏感肌にも◎。乾きやすい大人敏感肌のために、届いたうるおいを長時間キープし、乾燥小じわを目立たなくするしっとりタイプの「化粧水」です。油性成分を含んだ“うるおいヴェール処方”で肌表面にうるおいのヴェールを作り、浸透したうるおいを長時間しっかりキープします。また、贅沢な11種類のうるおいハリ成分配合。リッチな保湿感を感じていただけます。濃厚なとろみと抜群の肌なじみの良さを両立し、次に重ねるアイテムもすぐに併用が可能です。


4.「ドクターシーラボ」/VC100エッセンスローションEX

出典:ドクターシーラボ公式サイト
価格 容量 発売日
¥5,170 150ml 2022-02-17
美容医療レベルの効果実感に驚き!誕生10周年を迎えて、ファンの多い化粧水がパワーアップ。肌への刺激が少なく、肌奥までの浸透を可能にした“高浸透ビタミンC(APPS)”を従来品の2倍に増量し、さらに肌内で長く留まる“高浸透持続型ビタミンC(VCエチル)”を新採用。


5.アンプルール」/ルミナスHQブースター


出典:アンプルール公式サイト
価格 容量 発売日
¥9,900 40ml 2023-03-03
一点の陰りもない透明肌へ。くすみに絶大な効果を発揮するハイドロキノン×Wレチノールの“ディープHQレチノ処方”を採用した先行型美容液。

お手入れしても何度も繰り返す、しつこい肌のくすみ※1に。「ハイドロキノン※2×レチノール※2」を融合した「ディープHQレチノ処方」を採用。洗顔後すぐ、まっさらな肌に使うことで土台からくすみ※1の元を断ち、ブレない透明感※3を引き出す先行型美容液です。※1乾燥によるキメの乱れ ※2整肌成分 ※3肌につやを与えなめらかにすること


ドクターズコスメ使用時の注意点


ドクターズコスメは、作用が強く出やすい製品が多いため、使用前の医師の診察や使用中も医師との相談が必要な場合があります。

そのため、医師の指示に従わないと、効果を実感しにくくなり、かつ副作用が強く現れやすくなる点に注意しましょう。

医師の指示を守って使う

ドクターズコスメを使用する際は、医師の指示を必ず守るようにしましょう。

医療機関専売品では、成分の濃度が高いものもあり、副作用が強く出てしまう場合があります。

また、皮膚科医が中止を判断したのに使用を続けてしまうと、かえって肌悩みが悪化する可能性も考えられます。

そのため、ドクターズコスメを使用する際は決して自己判断せず、専門医の指示に従うようにしてくださいね。

肌の様子を観察しながら使う

肌の様子を観察しながら使用することも、ドクターズコスメによるケアを続ける際には心がけましょう。

ドクターズコスメは成分濃度が高かったり、市販のスキンケア商品には配合されていない成分が配合されていたりします。

そのため、肌への作用が強く出てしまい、赤みや皮剥け、ひりつきなどの副作用を生じる可能性が考えられます。

特に使い始めは使用量を調節するなどして、肌の様子を観察しながら使用するようにしてくださいね。

ドクターズコスメの相談は皮膚科医へ


ドクターズコスメを利用したい場合は、皮膚科医や専門家に相談することがおすすめです。

一部のドクターズコスメには副作用が発生する可能性があり、初めのうちは少量ずつ使用するなど、適切な使い方や自身の肌に合った製品を選ぶことが重要です。

自身の肌質に相性のいいブランドの選び方や使用方法を含めて、医師に相談してみましょう。