【2024年版】老人ホーム紹介(検索)サイトおすすめ厳選5選を徹底比較


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老人ホームとは狭義的には有料老人ホームを、広義的には高齢者向け住宅を意味します。

「老人ホームや介護施設など、高齢者施設の選び方について知りたい!」

「介護施設の平均入居期間はどれくらいなの?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

老人ホームなどの高齢者施設の種類は多くありますが、探し方や選び方について疑問に思っている方は多いでしょう。

近年は高齢化に伴って平均入居期間が長くなっているので、慎重にミスマッチが無いように選ぶことが重要です。


老人ホームの選び方は?

老人ホームの選び方についてざっくり説明すると
  • 11種類の施設があるので、自分との相性をしっかりと考えよう
  • 費用負担も各施設で違いがあるので、資産面での折り合いも重視しよう
  • 資料請求や見学を通して、施設の雰囲気などをチェックすることが重要
  • 施設の選び方は個人の価値観によるので、自分の人生や性格を振り返ってみることも重要

老人ホームの選び方・探し方とは

高齢化社会となり、「老人ホーム」という言葉がより身近になりました。

しかし、大まかに分けると11種類も存在しており、当然のことながら入居条件や費用なども施設によって様々です。

老人ホームは終の棲家となるケースも多いことから、選び方のポイントは非常に多いです。

例えば、選び方を挙げるだけでも以下のポイントがあります。


  • どの施設が最も自分に適しているのか
  • 介護保険という公的制度の中でどの程度の補助が受けられるか
  • 要介護度認定が必要か否か
  • ケア体制や職員の配置体制がどの程度整っているか
  • 居室や立地はどのような水準か

以上の他にも、症状や価値観によって注目すべきポイントが多いため、納得できる施設が見つかるまで数ヶ月ほどの期間を要することも少なくありません。

老後資金は「人生の3代支出」とも言われており、自分に合った施設を選べるかどうかで老後の人生の質が大きく左右されます。

余生を謳歌しつつ、リタイア後の残りの人生を後悔なく歩むためにも、老人ホーム選び方のコツやポイントについて知っておくことは非常に重要です。


介護施設の種類を知っておこう

それでは、高齢者施設の種類や費用の目安について一覧表で見てみましょう。


種類 費用(初期費用) 費用(月額費用)
特別養護老人ホーム 0円 5〜15万円
介護老人保健施設 0円 8万〜14万円
養護老人ホーム 0円 0万〜14万円
介護医療院 0円 0万〜14万円
ケアハウス 数十万〜数百万円 10〜30万円
介護付き有料老人ホーム 0〜数百万円 15〜30万円
住宅型有料老人ホーム 0〜数百万円 15〜30万円
健康型有料老人ホーム 0〜数億円 10〜40万円
サービス付き高齢者向け住宅 0〜数十万円 10〜30万円
グループホーム 0〜数十万円 15〜20万円
シニア向け分譲マンション 数千万〜数億円 10〜30万円

老人ホームは運営主体によって大きく2つに分類できますが、運営主体によって負担する費用に差が出てきます。

なお、地方自治体や社会福祉法人が運営する「公的施設」と民間企業が運営する「民間施設」がありますが、公的施設の方が費用負担は少なく済みます。

以下では、11種類の高齢者施設・住宅を紹介していきますが、各施設の特徴やメリット・デメリットを意識しながら読み進めてみてください。


公的施設5種

公的施設は、社会福祉の視点から介護度の重い方や低所得者の保護と支援に重きを置いています。

国の補助金を受けて設立されている背景もあり、後述する「民間施設」よりも利用するための費用を安く抑えられる点が大きなメリットです。

しかし、費用を大きく抑えられるメリットがある反面、人気が高く入居待ちが長くなりがちなデメリットも存在します。

なお、公的な介護施設には


  • 特別養護老人ホーム(特養)
  • 養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設(老健)
  • 介護医療院
  • ケアハウス

以上の5種類があります。


民間施設6種

民間施設は民間企業が営利目的で運営しているので、公的施設よりも融通が利きやすく高齢者のニーズを満たすことに重点が置かれています。

施設ごとに設備の充実具合に差があり、多種多様なサービスが幅広く用意されています。

利用するための費用は公的施設よりも高くなりますが、利用者の身体状態や病状に合わせて幅広い対応が可能であったり、快適な生活を送ることが可能です。

なお、民間運営には


  • 介護付き有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • 健康型有料老人ホーム
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
  • グループホーム
  • シニア向け分譲マンション

以上の6種類があります。


老人ホーム選びの具体的な手順

それでは、老人ホームを選ぶ際の具体的な手順について解説していきます。


入居時期と目的から希望をまとめる

施設選びの際には、入居タイミングや入居目的を明確にすることが重要です。

具体的な事例を挙げると、以下のような具合です。

〈入居目的〉


  • 一時的な利用か終の棲家とするのか
  • 介護・看護の必要性はあるか
  • 目的は生活面の不安なのか将来の安心のためか
  • 手厚い介護か自立支援を受ける必要があるか
  • レクリエーションやイベントが充実した生活を送りたいのか
  • 医療ケアや認知症のサポートをしてほしいのか

〈入居時期〉


  • まだ元気な内から入居したいのか
  • 認知症が進行した時期に入居したいのか
  • 自分の生活がままならないタイミングなのか

施設によって利用するための条件が異なるので、以上で挙げたようなポイントを今一度整理してみてください。

入居先の環境やサポート体制が自身や家族のニーズに適しているかをよく吟味することで、安心して快適な生活を送ることができるでしょう。


条件の優先づけ

老人ホーム選びで大切なのは、選ぶ際に自分の価値観や生活レベルを鑑みた上で「譲れないポイント」を明確にすることです。

自分が希望している全ての条件をクリアできている施設を見つけるのは現実的ではないため、優先順位を付けて整理することがおすすめです。

理想を追い求めすぎると、入居のタイミングを逸してしまうリスクが高まってしまうので要注意です。

希望条件を整理できたら、次のステップとして「条件の優先順位付け」を行い、「必須条件」と「希望条件」に分けて優先順位を付けていきましょう。

譲れない条件をまとめたら、逆に妥協できる条件や妥協できる境界線までイメージして、家族で話し合いながら施設探しを進めていきましょう。

今の生活で不足しているものや不便を感じることなどを重点的に優先付けしておくと、スムーズに考えをまとめることができます。


費用と入居条件・平均入居期間から絞る

今一度、各施設の費用について確認しましょう。


種類 費用(初期費用) 費用(月額費用)
特別養護老人ホーム 0円 5〜15万円
介護老人保健施設 0円 8万〜14万円
養護老人ホーム 0円 0万〜14万円
介護医療院 0円 0万〜14万円
ケアハウス 数十万〜数百万円 10〜30万円
介護付き有料老人ホーム 0〜数百万円 15〜30万円
住宅型有料老人ホーム 0〜数百万円 15〜30万円
健康型有料老人ホーム 0〜数億円 10〜40万円
サービス付き高齢者向け住宅 0〜数十万円 10〜30万円
グループホーム 0〜数十万円 15〜20万円
シニア向け分譲マンション 数千万〜数億円 10〜30万円

入居は一時的なのか、あるいは終の棲家とするのかによって入居できる施設は異なり、また費用や平均入居期間も異なります。

数百万円~数千万円にも及ぶケースもあることから、予算をしっかりと加味した上で利用するべき施設を決めていきましょう。


費用・予算について

先程の表からも分かるように、公的施設は「入居一時金」などの初期費用が不要な場合が多いため、まとまった資金がない方でも安心です。

また、毎月のコストである「月額費用」も比較的安く抑えられる特徴があることから、経済的な優位性は高いと言えるでしょう。

安心して居住するためにも、保有している資産に年金などの恒常的な収入を加味して、長生きしたケースを想定して無理なく払える費用の施設を選ぶべきです。

特に、民間の有料老人ホームは同じ種類の施設であっても費用が大きく異なるため、入念な見積もりが必要です。

施設のサービス内容や設備、地域によっても価格が変わるため、複数の施設を比較検討し、自身や家族の経済状況に合った最適な選択をすることが重要です。


入居条件・平均入居期間について

各施設によって入所条件が異なるので、まずは「そもそも自分が入居可能なのか」を確認しましょう。

また、平均寿命やなども鑑みた上で、施設の平均入居年数の見通しを立てておくことも重要です。

しっかりと資金の見通しを立てておかないと、いざ枯渇してしまった際に退去せざるを得なくなってしまいます。

また、介護の必要性がない「自立している人」を対象にしている施設では、介護が必要になったら退去しなくてはならないため「退去条件」についても確認しておきましょう。

近年増加傾向にある「認知症」や、施設内で最期を迎える「看取り」などへの対応も施設によって異なるので、終の棲家としての利用を考えている方は必ずチェックしてください。

⾃⽴した⽣活を送れる⽅であれば、


  • 入居後に要介護になった後も過ごすことができ、終の棲家として利用できるできる施設を探す
  • 要介護になった後は別の施設へと住み替える

以上のポイントと踏まえて、ベストな施設探しをしていきましょう。


資料請求・お問い合わせで詳細を確認

入居する本人と相性が良い施設を選ぶために、インターネットや口コミなどを使って興味がある施設の情報を幅広く収集していきましょう。

施設に直接電話するか施設のホームページから資料請求できるケースが多いので、積極的に活用してください。

施設側が作成している資料にはポジティブな内容しか書いていないことが多いので、口コミなどをチェックしてマイナス面も確認することが重要です。

介護サービスの充実度などをチェックするのはもちろん、食事面や施設の充実具合などといった施設ごとの強みも調べて、細かいポイントまで確認しておきましょう。


気になる施設を見学する

施設から送られてきた資料やホームページだけでは、実際の施設の雰囲気や生活の様子を確認することはできません。

そのため、自分が興味のある施設をある程度絞り込んだら、次のステップとして実際に施設を見学しましょう。

実際に足を運ぶことでスタッフの働きぶりや施設の空気を体感できるでしょう。

1件に絞り込む必要はないので、複数の施設を見学して各施設の特徴や強みを比較検討することが重要です。


迷ったらプロがいる窓口で相談

ある程度の絞り込みまではできても、いざ入居する施設を決めるのは勇気がいることです。

そのため、入居の目的やタイミングが固まったら、自分で調べつつ介護施設に詳しいプロに相談するのもおすすめです。

プロは施設の特徴や様々な情報を持っているため、自分の着眼点以外の点からも様々な提案をしてくれる可能性があります。

相談を通して、施設の特長・運営方針・共有設備・居室設備・提供するサービス内容などの細かい情報を得られるため、自分にとって有益な情報となるはずです。

ただし、特定の施設から仲介手数料をもらっているアドバイザーの場合、アドバイザーの都合に合わせた施設紹介をされることもあるので、自分でも情報収集を行うことを意識しましょう。


地域包括支援センター

要支援認定の方や介護認定を受けていない方は、地域の介護事情に詳しい地域包括支援センターに相談するのがおすすめです。

無料で利用でき、地域の介護施設に関する情報や相談など、幅広い利用者の悩みに対応してくれるので、非常に頼りになります。

近隣地域の老人ホーム一覧などを用意していることもあるので、近場の施設の情報を集める場合は好都合です。


ケアマネージャー

すでに介護保険のサービスを利用している方であれば、担当のケアマネジャーに相談するのもおすすめです。

ケアマネジャーは近隣の介護施設の情報に詳しく、また利用者の状況も把握していることが多いので、その人に合っている施設提案をしてくれる可能性が高いです。

施設の利用を検討している旨の相談をして、どの程度の情報を持っているのか聞いてみましょう。

ケアマネジャーの中には、在籍している事業所の近隣情報や営業活動が活発な施設しか知らないケースもあり、情報の質と量に関してはケアマネージャー次第と言えます。


民間運営の紹介窓口

近年はニーズの高まりもあって、介護施設を紹介してくれる民間の紹介窓口も増えています。

紹介窓口によっては、見学や契約までサポートしてくれるところまであるため、このような手続きが不慣れな方にとっては頼もしい存在です。

電話での入居相談行っているところもあるため、探し方が分からない方や多くの窓口から情報を得たい方は、行政だけでなく民間企業の窓口を利用してみましょう。


老人ホーム紹介(検索)サイトおすすめ5選比較

おすすめ老人ホーム紹介(検索)サイトを厳選。
5サイトの内容を徹底調査しました。
老人ホーム紹介(検索)サイト経由で見学や入居を行うと、お祝い金を貰える場合があります。

おすすめ1位 みんなの介護


出典:みんなの介護公式サイト

お客様満足度No.1!
掲載施設58,633件(2024年7月1日時点)

2023年の5月時点で掲載施設数51,000件は業界No.1です。 老人ホームに求める条件は、人によってさまざまです。予算・地域・介護度や、 レクリエーションの内容など、希望条件によって施設探しは大きく変わります。 老人ホーム検索サイト「みんなの介護」には業界最多を誇る51,000件以上の老人ホームが掲載されており 豊富な施設数でユーザーに最適な施設探しが可能です。

特徴

プロの入居相談員が電話で施設選びのアドバイス 

みんなの介護入居相談センターでは、プロの相談員が一人ひとりに最適な施設をご提案します。 気になった施設の資料請求はもちろん、見学予約の日程調整についても相談員がサポートさせて頂きます。

豊富なコンテンツ

老人ホームの選び方や介護に関する知識がない方に向けて、ガイド記事もご用意しております。 また、実際に見学しているかのような「360度パノラマ画像」や口コミなどの詳しい情報を確認しながら、 納得のゆくまで、施設を比較検討して頂けます。

検索条件

検索方法は「地域・駅から探す・ランキングから探す・相場から探す・空室から探す・高級な施設を探す・低価格な施設を探す」と複数あるが、「地域・駅から探す」のが基本となるでしょう。
その場合、都道府県+市町村(一ヵ所のみ)、入居一時金、月額料金を検索条件に設定できます。
さらに、「介護度・認知症」、「施設種別」の条件設定が可能です。

検索結果

入居費用や月額利用料の内訳、空き室情報等が記載されており、分かりやすいです。
難点は地図でルート検索ができない点。不便です。

特典

資料請求や施設見学後の入居で入居お祝い金の対象施設あり。

運営会社

運営会社名 株式会社クーリエ
住所 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー9階
代表者 代表取締役 安田 大作
設立 2011年4月
事業内容 ヘルスケア領域プラットフォーム
メディア&ソリューション(集客・採用・経営支援)
デジタルマーケティング
サービスデザイン
AIデータサイエンス
Webサービス/アプリ/SaaS
会社概要 クーリエ会社概要

おすすめ第2位 LIFULL介護


出典:LIFULL介護公式サイト

延べ施設掲載数 日本最大級57,000*施設以上!

検索条件

検索方法は「エリアか探す」「路線、駅から探す」。
さらに、費用・入居条件・施設種別などの条件を設定できます。
エリアは、市町村まで設定できますが、都道府県で一旦、検索してからになるので、二度手間になり、やや面倒です。

検索結果

難点は、月額費用の内訳の記載がない、地図のルート検索が出来ない等。

特典

施設見学&アンケート回答で最大5,000円分*ギフト券!
*「1施設につきAmazonギフト券1,000円分」×5施設分

運営会社

運営会社名 株式会社LIFULL senior(ライフル シニア)
住所 東京都千代田区麹町1-4-4
代表者 代表取締役泉 雅人
設立 2015年7月1日
事業内容 老人ホーム・高齢者住宅検索サイト『LIFULL介護』の運営ほか
会社概要 ライフル シニア会社概要

おすすめ3位 シニアのあんしん相談室


出典:シニアのあんしん相談室公式サイト

掲載施設数6,053件(2024年7月1日時点)
運営実績18年、相談実績60000件突破!

検索条件

検索方法は「エリアから探す」「路線・駅から探す」「郵便番号から探す」の3種類ありますが、さらに細かい条件の設定が可能です。
市町村は複数選べます。

検索結果

入居費用や月額利用料の内訳、空き室情報等が記載されており、分かりやすいです。

特典

見学後のアンケート回答で最大3,000円*分ギフトカードプレゼント!
*1カ所で1,000円×最大3ヶ所分

運営会社

運営会社名 株式会社ウェブクルー
住所 東京都世田谷区三軒茶屋二丁目11番22号 サンタワーズセンタービル4F
代表者 代表取締役社長 藤島 義琢
設立 1999年10月1日
事業内容 「保険」「引越し」「自動車」「シニア」 「教育」など多様な分野で比較サービスを運営
会社概要 ウェブクルー会社概要

おすすめ4位 介護のほんね


出典:介護のほんね公式サイト

お蔭様で10周年!

検索条件

検索条件を一括で設定できないので、検索がやや面倒。

検索結果

施設によっては、月額費用の内訳の記載がない。

特典

「介護のほんね」で入居が決まると、最大2万円の入居支援金をプレゼント!

運営会社

運営会社名 株式会社メドレー
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 13F
代表者 代表取締役社長 CEO 瀧口 浩平
設立 2009 年 6 月 5 日
事業内容 人材プラットフォーム事業
医療プラットフォーム事業
会社概要 メドレー会社概要

おすすめ5位 安心介護紹介センター


出典:安心介護紹介センター公式サイト

月間相談数10,000件以上*、掲載施設数56,856件!
*令和元年9月~令和2年9月実績
「安心介護」は介護でお悩みの皆様を対象とした日本最大級の介護情報コミュニティサイトです。

検索条件

検索方法はエリア、費用、駅、入居条件等を設定できます。

検索結果

検索結果は「おすすめ順」のみですが、理由は明記されていません。

運営会社

運営会社名 株式会社エス・エム・エス
住所 東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー
代表者 代表取締役社長 後藤 夏樹
設立 2003年4月4日
事業内容
会社概要 エス・エム・エス会社概要

見学に行くときのチェックポイント14選

こちらのトピックでは、実際に施設見学に行く際に注意するべきポイントを14個紹介していきます。

居室内の広さや雰囲気だけではなく、入居者の状況や雰囲気・人間関係、立地や周辺環境についても確認しましょう。

また、設備面の充実具合や私物の持ち込みの可否、イベントの有無などの細かいポイントについても確認すると、具体的なイメージを持てます。

また、重要事項説明書を熟読することも重要です。

重要事項説明書には、


  • 老人ホームの会社情報
  • 施設の建物の概要
  • 職員体制
  • サービスの内容
  • 料金
  • 入退去条件
  • 使用に当たってのルール

以上のように重要な情報が詰まっているため、自分が求める条件に適している施設なのかどうかを確認しながら読んでみてください。


施設の雰囲気を確認

やはり、施設の雰囲気は居住するにあたって非常に重要なポイントでしょう。

なお、見学の際に注意するべきポイントとしては「人が多い時間帯に見学する」ことです。

人が多い時間は、昼食時やレクリエーションなどを行う時間帯であることが多いため、このような時間帯に見学することで普段の施設の雰囲気を把握できます。

併せて、入居者の男女比や年齢構成、要介護度の人数分布に関してもチェックすることで、スタッフの習熟具合などを判断することができるでしょう。

見学を通して、資料だけでは知ることができないスタッフの人柄やホームの雰囲気を体感しましょう。


施設利用時に負担する費用

老人ホームにかかる費用には、入居一時金と月額利用料の二つがあります。

入居一時金とは、平均寿命などを参考に入居者が住み続けるであろう期間を想定した上で、その期間の賃料や介護費などを前払いする仕組みです。

一方、月額利用料とはその名の通り、月々で支払う日常生活費や介護保険サービス費のことです。

費用面については、現在の資産だけでなく、将来どれだけの収入があるかも考慮して決定するのがベストです。

将来の見通しを持ちながら、経済的な観点から入居先を選択し、安心して老後を迎えるための準備を進めましょう。


立地と周囲の環境

施設を選ぶ上では、立地条件も大事な要素です。

本人が住みたいと思う場所であることはもちろん、家族も来やすいかどうかも重要なポイントなので、自宅からアクセスが施設を選ぶと良いでしょう。

緊急時に駆けつけられる距離であれば本人も家族も安心できるので、アクセスや駅からの距離、タクシーでの所要時間などを調べておきましょう。

また、施設の周辺環境かどうか、近隣に安全な散歩コースがあるか、買い物ができるお店の有無や利便性などといった周囲の治安や暮らしやすさも要チェックです。

安心して快適に暮らすためにも、以上で挙げたポイントを意識しながら周辺施設や雰囲気を調べてみましょう。


介護体制は整っているか

施設によって介護体制の充実度に差があるので、入居者の介護度などに合わせて施設の介護体制をチェックしましょう。

例えば、入居者数に対して介護スタッフの数が多ければ手厚いサービスを受けられるため、安心して居住できます。

有料老人ホームやグループホームは24時間体制で介護サービスを受けられることが多いので、要介護度が高い方にとっては非常にありがたいです。

また、医療機関との連携についても確認しておくことで、万が一の場面でも安心できるでしょう。


入居後に生活に関する希望は叶うか

自分自身が、施設に入居した後の希望を叶えられるかどうかもチェックするべきポイントです。

入居者が望んでいる生活や必要なケアを受けられるかどうかも施設選びの重要な判断基準となるため、自身の希望を整理して優先順位を付けておきましょう。

例えば、


  • 趣味を楽しむための稽古にいきたい
  • 友だちを作りたい
  • 部屋にこもりがちになりたくない

以上のような希望を叶えられるかどうかを確認し、場合によっては施設の職員に尋ねてみるのも良いでしょう。


スタッフの勤務態度や能力

介護職員や看護師など、施設に在籍しているスタッフの体制やスキルは入居後の生活に大きな影響を及ぼします。

そのため、見学の際には働いているスタッフの様子を観察し、スタッフの勤務態度や働きぶり、スタッフ同士の会話などを確認してみましょう。

スタッフ同士の雰囲気が良ければ、入居者にとっても過ごしやすい可能性が高いでしょう。

業務をしっかりとこなしながらも、親切で暮しやすい雰囲気作りができていれば、安心して利用できる施設と判断できます。

また、スタッフ同士の協力やチームワークが良好であれば、問題の早期解決や入居者のニーズへの迅速な対応が期待できます。


施設設備の充実度

施設設備の充実度も、判断基準として重視すべきポイントです。

医療や介護面での施設に目が行きがちですが、その他にも娯楽施設なども含めた全般的な設備を確認しましょう。

自身の趣味を楽しめそうか、また新たな趣味を作れそうかなどをイメージしながら確認してみてください。

また、施設の衛生管理が行き通っていない場合は人手不足である可能性が考えられるため、衛生面もチェックしてみてください。


レクリエーションやイベントは充実しているか

介護施設で行われるレクリエーション・イベント・サークル活動は、入居者の運動機能や認知機能を維持・改善する重要な役割を果たしています。

また、日々の生活を充実させて生きがいを持てるようにする目的もあるため、これらのレクリエーションやイベントの充実具合もチェックしましょう。

資料に目を通すだけでなく、スタッフや入居者に「普段はどのようなレクリエーションを行っているのか」など聞いてみることも有効です。

充実した生活を送るためにも、レクリエーションやイベントの頻度や種類、サークル活動について細かく情報収集を行いましょう。


生活支援サービスは整っているか

介護サービス以外にも、食事の調理・洗濯・居室の掃除・外出時の送迎などの生活支援サービスの充実度もチェックしましょう。

施設によっては、病院への付き添いや買い物代行なども行っているので、細かく確認してみてください。

無料で利用できる回数は施設ごとに異なるため、入居前に料金体系をチェックし、事前にシミュレーションすることをおすすめします。

なお、生活支援サービスが充実している施設は費用が高額となる傾向にあるので、折り合いをつけることも重要です。


持ち込んでよい私物の範囲

私物の持ち込みが認められる範囲も、施設選びにおける重要なチェックポイントです。

施設によって持ち込みが認められているものに差があるので、事前に資料請求や担当者に質問するなどして確認しましょう。

家族の写真や本人が長年に渡って愛用してきた縁のあるものであれば持ち込みが認められるケースが多く、逆に多額の現金や貴金属類については持ち込みを禁止している施設が少なくありません。

また、家具などの大きな物については施設によって規定が異なるため要確認です。


医療体制の充実度

安心して生活を送るためにも、医療体制の充実度のチェックは欠かせません。

持病や必要としている医療的処置の内容から条件を整理し、施設をリストアップしていきましょう。

医療ケアが必要な方であれば、医療機関との連携や施設で対応しているケアの内容を確認し、リハビリが必要な方であれば理学療法士や作業療法士の在籍有無を確認すると良いでしょう。

また、


  • 看護職員や機能訓練指導員が常勤しているかどうか
  • 提携する医療機関とその内容
  • 緊急時の対応
  • 看取り体制
  • 訪問診療や健康診断の頻度

以上のポイントを押さえておけば、ミスマッチを防げるでしょう。


食事の提供内容

食事は健康維持や認知機能の維持に重要な役割を果たしており、療養食など個別対応が可能かどうかを確認しましょう。

また、メニュー選択の幅や料金体系についても確認し、イメージを持っておくと良いでしょう。

また、食事の献立の傾向を把握することに加えて、管理栄養士が在籍しているのかという点も、安心して生活する上で重要なポイントとなります。

事前に希望を伝えおくと、見学の際に試食させてもらうことも可能な施設が多いので、この機会を有効活用してください。


リハビリ体制は整っているか

リハビリが必要な方にとっては、どのようなリハビリ体制となっているのかは重要なポイントです。

理学療法士や作業療法士の常駐の有無でリハビリの質は大きく異なるため、スタッフの充実具合も確認しましょう。

さらに、介護予防の有無や集団リハビリ・個別リハビリの頻度と費用も確認しておくことで、より安心して入居できます。

リハビリテーションの質を考慮し、入居先を慎重に選ぶことで、より健康的で快適な老後生活を実現できるでしょう。


ペットと一緒に入所できるか

ペットを飼っている方にとって、ペットと一緒に入居できるかどうかは重要なポイントとなります。

実際、ペットの受け入れを許可してくれる施設は少ないものの、すべての施設がそうとは限りません。

近年の研究では、ペットと生活することが高齢者の心身状態に良い影響を与えることが分かりつつあり、利用者の心の安寧という観点からペットと一緒に暮らせる施設は増えてきています。

そのため、ペットの世話を頼める相手がいない方であれば、ペットの受け入れについても条件として考えてみましょう。


老人ホームの選び方まとめ

老人ホームの選び方まとめ
  • 費用や平均入居期間などから絞り込むことが有効
  • 見学を通して施設の設備や雰囲気、スタッフをチェックする作業は欠かせない
  • 各施設に特徴や違いがあるので、しっかりと把握した上で自分にとって相性の良い施設を選ぼう
  • 高齢者施設では値上げがされることもあるので、重要事項説明書などの書類は必ず目を通そう

老人ホームには多くの種類があるので、各施設の特徴や強みを把握することは非常に重要です。

また、諸費用も施設によって違いがあるので、資金面で折り合いをつけることも意識しましょう。

今後ますます高齢化が進んでいくことを考えると、早い段階から老人ホームに関する知識を得ておくことは有意義です。

老人ホーム検索サイトではみんなの介護がおすすめです!

自分や家族のためにも、こちらの記事を参考にしてベストな施設選びを進めていきましょう。