【2024年版】輸出に強い中古車業者TOP3&人気車種紹介!

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中古車を高く売りたいとしても年式や走行距離などの条件が悪くなると、なかなか高額での取引はできません。
特に国内の中古車市場では10年の年式、10万km以上の走行距離だとほぼ値段がつかないでしょう。そうした条件の悪い車でも高値がつくかもしれない方法があります。
それが海外へ輸出するという方法です。ではどのようにすれば海外への買取輸出ができるのでしょうか。ここでは海外への中古車買取輸出について見ていきます。
国内で売れない車でも海外では人気!高値で売却できるワケ
最近では中古車買取業者も幅が出てきており、買取した車は海外へ輸出する販路を持つ会社も出ています。そうした業者では故障車や不動車などでも買取対象としているのですが、なぜ海外で日本車が人気なのか理由を確認しましょう。日本車は高品質で故障が少ない
日本車が海外で人気になっている理由は以下の通りです。- 品質が高い
- 故障しにくい
- 中古車でも十分に動く
そのため国内市場では10年落ち、10万km超えの過走行車の人気はありませんが、海外では高く評価されています。
実際に10年落ちの車でもメンテナンスをしていれば、故障をせずに現役で走る車はたくさんあるのです。そうした評価を海外で得ているからこそ、輸出を目的とした中古車買取をする業者があります。
走行距離の価値基準「日本国内では買い替えサイクルが早い」
前段でもお伝えしていますが、国内の中古車市場においては走行距離が10万kmというのが1つの目安です。この走行距離を超えてしまうと、国内では一気に買取額が下がってしまいます。しかし海外では10万km程度の走行距離を気にしていないのです。
まだまだ乗ることができる車だと判断されるため、海外の業者からすれば価値が高いのです。つまり日本国内では買い替えのサイクルが早いと言えるでしょう。
海外に車を売る『3つの方法』

では実際に海外に車を売るための方法を紹介します。
海外に車を売る『3つの方法』
- 【方法①】オークション代行サイト
- 【方法②】バイヤー
- 【方法③】中古車を海外輸出している業者で買取
【方法①】オークション代行サイト
車を売る方法の1つがオークション代行です。ただ一般的なものは国内業者用のものとなります。それとは別に海外業者用のオークションもあるのです。個人でも参加できるのですが、やはり細かい取引もあるので代行サイトを経由した方がいいでしょう。
- オークション代行業者に売却依頼を出す
- 業者が査定をして落札金額を設定してオークションに出品する
【方法②】バイヤー
各国の中古車輸入を行なうバイヤーに買取を依頼するのも1つの方法です。例えば日本車が人気のアラブ首長国連邦のバイヤーに売りたいのなら、こちらから連絡を取るという形を取ります。ただしやり取りは英語となりますし、細かい対応なども必要となるでしょう。
もちろん車に関する知識も必要です。手数料などを支払わなくてもすむのですが、かなり面倒な手続きを自分で処理しないといけません。
【方法③】中古車を海外輸出している業者で買取
中古車を海外輸出している業者に買取を依頼するというのが、恐らく最も手軽な方法だと言えるでしょう。一般的な中古車買取と同じだと考えて良いです。ただ買取された車が海外に輸出されるか、国内市場に回されるかの違いがあるだけです。そのため10年落ち・10万km超えの過走行車の買取を希望する場合、こうした業者に依頼するのが良いでしょう。
最近ではウェブサイトなどを使って、輸出しているから高く買取できると宣伝する業者も増えているので、使いやすくなっているでしょう。
個人で中古車を海外に売るのは難しいのが現実

前段でもお伝えしたように、個人でも中古車を海外に売ることはできます。しかし手続きが面倒であったり、海外のバイヤーに連絡をして自分でやり取りする必要が出てくるのです。では実際にどんな問題があるのかを確認します。
個人で中古車を海外に売るのは難しい理由
- 【理由①】車の海外輸出は費用や手続きが面倒!必要書類が煩雑
- 【理由②】古物商許可証を取得する必要がある
- 【理由③】バイヤーを探して英語で交渉
【理由①】車の海外輸出は費用や手続きが面倒!必要書類が煩雑
中古車を海外に輸出する場合、必要となる書類が多いのもポイントです。中古車買取でも書類が複数必要ですが、面倒なのは印鑑証明くらいでしょう。しかし輸出する場合は以下のような書類を用意しないといけません。
- インボイス
- 船荷証券
- 輸出抹消登録証明書
- 船積前検査証明書
- パッキングリスト
【理由②】古物商許可証を取得する必要がある
個人であっても中古車を輸出する場合、古物商の許可証を取得しないといけません。業として行なうのではないとしても、この許可証がなければ法律違反になるので十分に注意が必要です。ちなみに古物商許可証を取得するには、最寄りの警察署で届け出をします。この手続自体は、特に難しいことはありません。しかし車買取を利用するだけなのに、免許を取得するのは面倒に感じる人が多いはずです。
【理由③】バイヤーを探して英語で交渉
海外へ中古車を輸出するためには、買取先を探さないといけません。この買取先なのですが、先ずはどの国に売るのかから決め、実際にその国で活動しているバイヤーに連絡をとって交渉します。- アラブ首長国連邦
- ニュージーランド
- ミャンマー
海外で高く売れる中古車は”6つの特徴がある”
では海外輸出で車買取を利用するとして知っておきたいことがあります。それは国内市場と同じように、海外でも中古車に対する需要のポイントがあることです。ここでは国内の市場とは大きく異なる、6つの点を紹介していきましょう。
海外で高く売れる中古車は”6つの特徴がある”
- 【特徴①】ハイエースなど大型車・商用車
- 【特徴②】ハイブリット車以外の車種
- 【特徴③】人気なオプション付き
- 【特徴④】スポーツカー
- 【特徴⑤】悪路でもよく走る4WD車
- 【特徴⑥】日本でのみ新車発売する車
【特徴①】ハイエースなど大型車・商用車
基本的に海外での需要が高いのは大型の車になります。日本とは違って複数人を乗せて長距離の移動を行なうことが多いので、大型の車が人気となっているのです。他にも幅広い用途で利用できるのも人気の理由です。- ハイエース
- アルファード
【特徴②】ハイブリット車以外の車種
日本車が人気の理由は故障しにくいことですが、もう1つ修理がしやすい車でもあるのがポイントです。そのため国内市場では人気の高いハイブリッド車は、海外ではさほど人気がありません。ハイブリッド車は修理をするとしても、専用の工具や設備などが必要になることがあるからです。そのため海外への輸出買取を考えるのなら、ハイブリッド車以外の車の方が買取額に期待できるでしょう。
【特徴③】人気なオプション付き
中古車の海外輸出といっても国によって事情が異なります。一般的に途上国への輸出では実用性が求められますが、先進国ではラグジュアリーさが求められるのです。そのため純正オプションのついている車が評価されます。
- サンルーフ
- エアロパーツ
- 革シート
- 社外品よりも純正品
社外品パーツをつけている場合は、取り外した方がいいのか買取業者に質問してください。
【特徴④】スポーツカー
日本車の中でもスポーツカーは評価されています。ただしこちらも先進国向けのものだ考えてください。特に高く評価されているのが、スカイラインのGT-Rです。国内市場でも人気が高い車ですが、場合によっては輸出の方が買取額が高くなるケースもあるでしょう。
特にアメリカでは25年ルールというものがあります。原則として右ハンドルの車しか行動が走れないのですが、年式が25年落ちになると適用外となるのです。そのためアメリカでは古い日本車のスポーツカーが人気になっています。
【特徴⑤】悪路でもよく走る4WD車
海外でも途上国は特に道路の舗装がされていません。先進国でも国土が広い場合は悪路が多くなるそうです。そうした状況であるため、走破性の高い車への需要が必然的に上がってきます。- SUV
- 4WD車
- ディーゼル車
【特徴⑥】日本でのみ新車発売する車
日本車のメーカーは海外でも新車を販売しています。しかしすべてを販売しているわけではなく、日本国内向けの新車も出しているのです。当然日本の環境に合わせて作られているので、海外では販売していません。こうした日本のみで購入できる車にも需要が高まっているのです。
自分の国では入手できない車を欲しいというのは、どの国であっても同じなのでしょう。そのため海外輸出ルートを持つ業者では、高値での査定が期待できます。
【最新版】海外で高く売れる人気車種ランキング
1位 | トヨタ・ハイエース |
---|---|
2位 | トヨタ・ランドクルーザー |
3位 | トヨタ・プリウス |
4位 | 三菱・パジェロ |
5位 | トヨタ・アルファードとヴェルファイア |
走行距離10万km超・事故・不動車の輸出に強い車買取業者
ここまでお伝えしてきたように、中古車買取では海外への輸出も転売先の1つです。そのため走行距離が10万km超えや、年式の古い車でも買取対応としている業者が増えています。また自動車として輸出するのではなく、必要なパーツのみを取り出して輸出するケースもあるのです。そのため事故車や不動車といった車での買取対応とする業者もあります。
少し前まではこうした海外への輸出という販路を持っていても、積極的に宣伝する業者は少なかったのです。しかし最近ではウェブサイトやSNSを活用するケースも増えているので、以前よりも業者を見つけやすくなっています。
売り手側としても一般的な中古車買取業者と同じように利用できるため、特殊な書類や面倒な手続きが必要ないというメリットもあるでしょう。
おすすめランキングTOP3
第1位 ENG

出典:ENG公式サイト
輸出車買取のENGは、トヨタの高級ミニバンであるアルファードとヴェルファイアを中心に買取りしている珍しい買取業者です。
仲介業者のいない輸出販売を行なっているため、一般的な一括査定よりも高額買取ができるとあってユーザーから評判が高くなっています。
輸出車買取のENGはどんなサービス内容なのか、まとめてみました。
輸出車買取のENGとは?
輸出車買取のENGは2008年に設立され、輸出向け国産車をネットで査定・買取りをしている買取業者になります。実はマレーシアなど東南アジアでは日本車のアルファードやヴェルファイアなどが人気となっています。
そこでENGでは国内でこれらの車種を買取り、東南アジアへ輸出しています。
運営会社について情報をまとめておきましょう。
運営会社 | 株式会社ENG |
---|---|
設立 | 2008年 |
本社 | 東京都港区三田1-3-31 FORECAST三田 4F32F |
事業内容 | 中古車買取り |
直接アジアへ売るので高額買取
一般的な買取業者では、ユーザーから買取りした車をオークションにかけ、中古車販売店へ送ります。このような仲介業者が入るのが通常です。しかし株式会社ENGでは、ユーザーから買取りした車を直接東南アジアへ持ち込み、海外の販売店へ売っています。
仲介業者が入らずマージンが引かれることがないため、一括査定よりも高額で買取りができるのです。
輸出台数は右肩上がり
ENGはサービス開始から毎年順調に輸出台数を増やしており、2017年には7,500台を輸出しました。東南アジアでは日本車に対して信頼性があり、特にトヨタ車の人気は高くなっています。
しかもENGの中古車はまだ長く使用できるとあって売上は伸びています。
特にマレーシアでの輸入日本車の25%のシェアのENGが確保しています。
買取り対象は4年落ちまで
海外輸出が目的の買取業者と聞くと、一見10万km以上の過走行車や、古い低年式車の買取りを想像しがちです。しかし、ENGではむしろ新しい車だけを買取りしています。
そのため、アルファード・ヴェルファイアには買取対象外となる条件があります。
買取り対象外
- 初年度登録から5年以上
- ハイブリッドモデル
また走行距離も年式に応じた平均走行距離の車を重視しており、公式サイトの買取例でも走行距離は長くて5万km程度となっています。
またハイブリッドモデルだと東南アジア各国では整備・修理などの施設が十分でなく、品質維持が困難なため買取対象外となっています。
実際の買取金額
一括査定より高額買取りと言われる査定額をご紹介しておきます。※2018年の査定結果になります。
アルファード 2.5S Cパッケージ 2017年式 1.1万km |
415万円 |
---|---|
アルファード 2.5S Aパッケージ 2015年式 3.9万km |
330万円 |
ヴェルファイア 2.5Z G エディション 2017年式 1.3万km |
410万円 |
ヴェルファイア 2.5Z G エディション 2016年式 3.5万km |
385万円 |
ウィッシュ 1.8X 2016年式 2.4万km |
125万円 |
ハリアー プレミアム アドバンスドパッケージ 2016年式 4.5万km |
275万円 |
523i グレースライン 2015年式 3.4万km |
207万円 |
ベンツ E200 アバンギャルド スポーツ 2016年式 2.2万km |
370万円 |
他にも買取可能な車種がある
アルファード・ヴェルファイア専門買取りですが、他にも買取り対象の車種があります。買取り対象の車種
- ハリアー
- エスティマ
- ウィッシュ
- ランドクルーザー
また外車でも一部買取り対象となります。ベンツ E・C・Aクラス、BMW 5シリーズ、MINIなども査定が可能となっています。
その他の買取り例
アルファード・ヴェルファイア以外の買取価格例をご紹介しておきます。エスティマ アエラスプレミアム 2014年式 | 200万円 |
---|---|
ウィッシュ 1.8S 2013年式 | 130万円 |
ハリアー エレガンス 2014年式 | 240万円 |
ランドクルーザー ZX 2016年式 | 680万円 |
電話ヒアリングのみで査定額を提示
通常の一括査定買取りでは必ず自宅や販売店での実車査定が行われます。「いろんな業者との価格交渉や電話勧誘がめんどくさい」
という悩みはどの買取業者を利用する場合でも起きてしまいます。
しかしENGでは電話で車の状態を詳しくヒアリングして、査定額を提示しています。そのため手続きが非常に楽です。
成約までが非常にスピーディー
通常の一括査定では数社の買取業者が自宅で査定を行い、後日の引き渡し、数日後に買取金額が振り込まれる流れとなります。しかしENGでは上記で説明したように、初回の電話だけで査定額提示、そして後日車両引き渡しと書類を提出すれば短期間で買取り手続きは完了します。
買取金額の振り込みは最短で当日となるため、申し込みから入金まで1週間もかからずに完了することができ、非常にスピーディーです。
引き渡し場所は?
電話査定が終わると、次は車の引き渡しになります。引き渡し場所となる営業所は3カ所用意されています。
引き渡し場所
- 東京本社(港区)
- 千葉県野田市
- 大阪府大阪市
※詳細な住所は申し込み時に伝えられます。
引き渡しの際に車を確認するため、電話のヒアリング査定では車の状態を正確に伝えておく必要があります。キズやへこみはもちろん、内装のシートやフロアマットなどの汚れもあれば伝えておくようにします。詳細に伝えることで実際の確認後に減額される可能性が少なくなります。
他の地域や遠方に関しては、出張引き取りや配送業者を使った陸送による引き取りを行なっています。
ENGのまとめ
- 仲介業者なしのため高額買取り
- 手続きが簡単でスピーディー
- 買取り対象の条件がある
- 買取りは初年度登録から4年まで

中古車買取の海外輸出まとめ

この記事を読めば解決できること
- 国内市場では10年落ち・10万km超えの車は一気に買取額が下がってしまうが、海外ではまだ需要がある車が多い
- 海外への輸出を考えた場合、海外への販路を持つ中古車買取業者を利用するのがおすすめ